設立者 故 伊藤祐武美氏

成り立ち
本育英会は、故伊藤祐武美氏が旧花巻市議会議長として、全国有数の長期間にわたり、地方自治の
振興に尽力され、その功績により、全国表彰を受賞されたことを記念して、地元有志と協議しながら
設立したものである。
武士の家に生まれ、明治維新にて禄がなくなり、少年時代、波乱の生い立ちで辛酸を嘗め、青年期
には体を悪くして学業半ばの苦難の道を歩み「努力の人」として知られた人と成り、多感多情の故を
もって、多くの人々から慕われ畏敬された伊藤祐武美氏は、若い頃からの大志を実現することこそ、
故郷花巻の豊かなる発展の基礎となるものとの、強い意識と観念を持たれていたのであった。
すなわち、故郷を中心に、幅広く産業・文化・経済など諸般にわたり発展の原動力の礎となる有能な
人材を育成する「育英事業」こそ、緊急の課題であると考えておられたのであった。
伊藤祐武美氏は郷土の詩人の言を借りて次のように言う
 「必要は最も確実なる理想である」
力強さと、着実さと、ひたむきさをもって、その理想を目指し、果敢に歩を進める人、それは、
まさしく生命の躍動であろう。
伊藤祐武美氏は、本「育英会」の設置、運営発足のため、必要とする財源確保のため、所有する財産
の一部を売却し、長年連れ添った妻と共にこれをすべて育英財団に寄附、これによって昭和58年10月
6日「財団法人伊藤育英会」が認可されたのであった。
奨学生はもちろん、二代目理事長を始めとする関係者一同は、この会の設立の趣旨を深く理解され、
人間愛の精神を基本とし、敬愛・謙譲の精神を堅持され、向学の一念に燃え、切磋琢磨に努め、郷土の
発展のための貢献者たる人材となられるよう祈念してやまない。

更新日付:2016年12月1日